開発商品一覧
農産物の消費拡大を目指し、品目ごとの特性を活かした商品の開発に取り組んでいます。
(リンゴジュース、無調味乾燥品)
高品質(製法、美味しさ)にこだわり、機能性成分(プロシアニジン)を高度に保持した機能性表示食品(リンゴ加工製品)を県内メーカーと連携して開発しました。リンゴジュースと無調味乾燥品で商品化されています。
(市田柿)
飯田下伊那地域特産の「市田柿」について、JAみなみ信州市田柿工房で機械乾燥による生産が行われています。また、同施設ではリンゴやナシ、ブドウといった品目についても当研究所の技術支援により商品化しています。
高圧(100MPa)処理と加熱処理の併用により、調味液の浸透性の向上、果実本来の色調、風味および食感を活かした高圧果実コンポートの開発を行いました。長野県産果実(白桃、ワッサー、リンゴ)で商品化し販売しています。
(この製品は、農研機構生研支援センター「革新的技術開発・緊急展開事業(うち経営体強化プロジェクト)」の支援を受けて実施した研究によるものです。)
二軸のエクストルーダーを用いて、特殊加工することで結着性を強化したそば粉を使用し、加工品では困難であった十割そばの製造が可能になりました。
連続処理により短期間での米糖化液製造技術を確立し、平成16年度より県内メーカーにて製造を開始しました。現在は、製菓用原料などとして出荷されています。
トレハロースを用いて、減圧加工技術により、風味、色調、食感に優れたソフトな食感のセミドライ製品を開発しました。平成22年からは県内メーカーでの本格的な製造が始まりました。
製造工程で水以外を加えることなく、果実本来の甘味や酸味、風味(糖酸のバランス)および色調を最大限に活かしたドライフルーツ製品を開発し特許を取得しました。
前処理の加熱工程とIQF(Individual Quick Frozen:急速バラ凍結システム)の組み合わせにより冷凍貯蔵し解凍した時の離水、食感の劣化等を改善することに成功しました。
「信州えのきと信州チーズの塗るバターマヨ」
当研究所が保有する特許「マヨネーズ組成物」をベースに、えのきたけペーストの乳化作用及びマスキング効果を活かした、マヨネーズ仕立ての商品を県内メーカーと開発しました。
デンカ(株)との共同研究により、ブナシメジに対して増収効果がある培地活性材を開発し、平成16年度よりJA全農長野が販売を開始しました。
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